CBDは合法?

いろいろなアイテムがあるCBD

みなさんは「CBD」ってご存知ですか?CBDとはCannabidiol(カンナビジオール)を略したもので大麻草の中にできる天然化合物のことを指します。

CBDは近年アメリカの美容・健康業界でブームとなっていて、自然療法の一つとして活用されています。

自然療法として使われるCBDは、オイルやリキッドとして小瓶に入れられているものや、化粧品のようなパウダーやワックス状のもの、ペースト状のものに吸引して使うカートリッジ状のものなどがあります。さまざまな形状で販売されており、それぞれ使い勝手が異なります。

CBDの主な効果としては、慢性疼痛や不安、炎症、うつ病などのあらゆる疾患の改善があげられます。

天然由来の成分から作られるCBDアイテムは、医薬品と違ってナチュラルな効果が期待できます。

 

CBDとTHC

アメリカでは医療の分野でもCBDを活用するようになるのではないかとも言われています。

医療の分野では、CBDに神経保護作用や抗がん作用などの効果があるのではないかと期待されており、リウマチ性関節炎やアルツハイマー病、糖尿病やアルコール依存症、大腸炎や皮膚炎などさまざまな疾患の治療に活用できる可能性があります。

ただし、注意しなければならないのが、CBDと同様の植物性カンナビノイドに分類されるTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。

CBDとTHCは非常によく似た物質ですが、原子配置が異なるという違いがあります。このような構造の違いによって、THCは摂取するとハイになる効果があることがわかっています。実はマリファナの原料となっているのがこのTHCなのです。

そのため日本やいくつかの国ではCBDはOKでもTHCは規制の対象となっています。

一方で、THCにはCBDと同様(もしくはそれ以上の)鎮痛や沈静、催眠、食欲増進、抗がんといった効果もあるため、国によってはTHCを医療大麻として治療に活用することもあります。